当院は、児童精神科を専門としています。
コミュニケーションの発達の遅れ、落ち着きのなさ、集団行動のとりにくさといった症状以外にも、不登校、緘黙、チックなど、小児期に認められる症状全般について、ご相談させていただきます。
初診の対象は小児とし、とくに就学前や学童期の方を優先します。これは、これらの年齢を対象とした児童精神科を標榜する医療機関がほとんどないという社会の要請に対応するためです。
クリニックは完全予約制とし、初診30分、再診10-15分を確保いたします。初診の方は何回かに分けて生活状況をお伺いし、必要により発達検査を受けていただきます。
申し訳ございませんが、感染症などの一般疾患については現在は対応できませんので、近隣の小児科への受診をお願いします。
〇 どんな診察や相談をするのですか?
成長につれて、課題となることは変化していきます。その時点での行動を観察し、そして集団生活の様子をお伺いすることで、課題となることを見出し、保護者のかたと解決あるいはよりよい生活を目指すことが中心になります。
〇「できないことをできるようにすることが目標?」
解決できることはもちろん、できない→できるを目指しますが、スキルの習得にはタイミングや準備が大切です。解決を目指すのと同様に、できないままでも楽しくおちついた日々を過ごすことも目標にします。
〇「重度よりも軽度のほうが軽いの?」
ちょっとできないというのも、周りと自分を比べてしまって、かえってこころはしんどい思いをしてしまうことが多々あります。重度や軽度というのは、ひとつのスキルを見れば重い軽いかもしれませんが、総合的に見るとそれぞれの悩みを抱えています。重度とか軽度とかの言葉にとらわれないほうがいいでしょう。
※ 当院では、診療報酬請求に当たりオンライン請求を行っております。また、マイナンバーを用いたオンライン資格確認も行っております。